糖質制限食って続かない?

糖質0の表示をよく見かけるようになりました。
低糖質のパンやお菓子などの食品・レシピも増えています。
糖質制限も広がってきているので嬉しくなります。

さて、糖尿病の治療法は食前や食後にインスリンを打ちながらカロリーと糖質を考え治療されている方と、糖質制限食を実行しながら最低限のインスリンで治療されている方に分かれるかと思います。

1型糖尿病自体血糖値のコントロールが計算通りにいかず悩ましいものですよね。
どちらにしても低血糖や高血糖の不安も付きまといます。
ある程度好きなものが食べられるし外食時にも困らない前者と、外食で食べられる物がまだ少ないし炭水化物の主食はとらない後者とメリット・デメリットはどちらにもあります。

血糖値180mg/dlを何度も超えたり高血糖が続いたりすると、残っている内因性インスリン分泌が減ること、グルコーススパイクが大きく変動しインスリン量を多く取ったりすることの積み重ねで合併症が出てくることが気になり、私は後者を選びました。

主食を抜く???
炊き立ての白米、新鮮なお寿司、麺類、小麦粉のパンおいしいですよね!
せめてパンだけでもと思い、低糖質のパン屋をはじめたのですが(笑)
慣れなのか味を知っているからいいやなのか、気にならなくなりました。

砂糖はラカン果の天然甘味料に変えました。
調味料も意外と糖質が多いので少ないものを選びます。(昔からあるキューピーマヨネーズがいいらしい)
味噌も糖質高いですが八丁味噌が比較的少ないです。煮物や炒め物にも。スパイスも糖質高いものが多いけど調理に使う量はしれてるので工夫次第で料理の幅が広がります。

できるだけ小麦に近い店の低糖質パンで我慢です。
食べたいパンを考えて作っていますがさすが小麦は優れもの!と壁に阻まれることも…
肉・魚・チーズ・たんぱく質をしっかり摂ります。アスリート並みに!
良質のオイルをたっぷり摂ります。地中海料理が良いとされていますよね。
オリーブオイルにハーブやスパイスを加えたり、手作りドレッシングに亜麻仁油をたしたり、バターもOK(太るのはカロリーでなく糖質です)

この食事も4年目に入りますが、問題なく過ごせています。
上記の本も役に立ちました。糖質制限の誤解もあるようですが、米作りが始まる前の食事です。(江部先生による)
現在はよりおいしく甘みのある野菜や果物、糖質の高いものがあふれています。ダイエットのためにも、健康のためにも糖質制限をお勧めします。

糖質制限については、高雄病院理事長 江部 康二氏が「江部徒然日記」や最近始められた一般社団法人日本糖質制限医療推進協会のYouTubeで挙げられているので一度ご覧になってください。
どちらにしても血糖値のコントロールは必要なので参考までに。