シックデイってなに?

1型糖尿病になってから【シックデイ】という言葉をよく耳にするようになりましたが、【シックデイ】とは皆さんご存知でしょうか?


《シックデイとは?》

シックデイの【シック】は英語の【sick】で「病気の」「病気にかかった」と言う意味です。
つまりシックデイとは、「病気にかかった日」ということです。

《シックデイになった時どうなるの?》

普段、血糖コントロールをしっかり続けていても、風邪などの感染症や下痢、腹痛などの繊細な病気でも、血糖コントロールが乱れます。
血糖コントロールが乱れると、風邪、発熱、下痢などの病気も治りにくくなり、そのことがさらに血糖コントロールを悪化させるという悪循環になります。
原因となった病気への対応が遅れたり、誤った自己治療をすると、場合によっては危険な状態になることもあります。

《シックデイになったらどうしたらいい?》

発熱、下痢などを起こしているときは、脱水症にならないように水分をとることが必要です。
食欲がないときも、少しでも食べて糖質を補うことが大切です。
食事は、食べやすく消化しやすいものがオススメです。
おかゆ、スープ、ジュース、アイスクリームなどを摂るのが良いでしょう。
1型糖尿病の場合は食事摂取量にもよりますが、基本的にインスリンを止めてはいけません。
持続型のインスリンは従来どおりとし、即効型を血糖自己測定の値によって調整することを薦められています。


症状がごく軽い場合は1日ぐらい様子をみても大丈夫だと思いますが、強い自覚症状(嘔吐、腹痛、下痢、息苦しなど)が続いたり、高熱や高血糖などになった時はすぐに受診しましょう(^_^)