どれを選ぶ? グルコースモニター 【リブレ・ガーディアンコネクト・G6】 3社比較(リブレ編)

こんにちは、ちゃんふーです♪
最近は本当に寒くなりましたね!
すっかり衣替えをして、暖房をつける日も出てきました!
そして、季節の変わり目は血糖値のコントロールが難しくなりやすいな…!と感じています。

今回は、各社CGM/FGMのレビューをしたいと思います♪
CGMとは、Continuous Glucose Monitoringの頭文字で「持続式血糖モニター」と呼ばれます。
(FGMはFlash Glucose Monitoring)
従来の血糖自己測定(SMBG)とは大きく異なり、毎回血液を出して測定をしなくても推定の血糖値がモニタリングできる優れ物です!

しかし、装着の手間があったり、精密機器のためやや扱い方にコツがいるものも…。
また、モニターに表示される数値は皮下間質液中のグルコース値であるため、実際のSMBGの値とはズレがあることを念頭に入れておかなければなりません。
(CGM/FGMの値のみを用いてインスリン治療をしてはいけません)

上記のように注意すべき点はあるものの、常に血糖値を確認できるのは1型糖尿病の当事者さんや、患児の親としては大変ありがたいものです!
幼稚園や保育園にいるときも親が遠隔で血糖値がみられるタイプもあり、日々お世話になっています。

CGM/FGMは数社から出ておりますが、それぞれ得意なことが異なり、使用してみてのメリット・デメリットがありました。
※メリット・デメリットは使用者の立場や環境によって感じ方が異なる事をご了承下さい


今回は少し長めなので、すでにご存知のものは読み飛ばしたりしてくださいね♪

【フリースタイル リブレ】

言わずと知れたトップシェアのCGM……!と言いたいところですが、実はこのリブレ、「持続式」血糖モニターではなく測定器をかざすタイプのもののため、正確にはFGM (Flash Glucose Monitoring)と呼びます。

現状かざすタイプはこちらのリブレのみなのでCGM/FGMの区別が付かなくても問題ありません!笑
装置のしやすさ、使い勝手の良さはダントツのNO.1でした!
※私が使用していた時はまだリブレリンクアプリ機能がありませんでしたので、リブレリーダー使用のみでのレビューになります

①装着について

【メリット】

・装着はワンプッシュと大変簡単で、「垂直に思い切って押し込む」を守れば装着ミスはほとんどありません。

・痛みは多少あるため、小さいお子さんで拒否してしまう場合は貼るタイプの麻酔薬を使用したり、装着部を冷やして穿刺するなどの工夫が必要になるかもしれません。

【デメリット】

・粘着部が強力で、かなりの人に皮膚のかぶれが起こります。息子も跡がくっきり残るほど赤くかぶれていました。(剥がす際は剥離剤の使用をおすすめします)

・ごく稀に、穿刺時に血管に当たってしまうと、穴から血が出る事があります。気づかない場合は洋服を汚してしまうことも。
出血し続ける等でない限り、ほとんどは血が止まればそのまま使用可能です。


装着はほんとうにストレスフリーです!
しかし、かぶれが1番大きな問題になるので、対策を取られている方も多いのは事実。
かぶれがひどく、使用を断念される方も居るほど人によっては深刻な問題となることも。


②使用期間、較正等について


【メリット】

・使用期間は14日と3社の中では最長
・較正(SMBG値を入力)が不要
・装着後の起動が3社の中では最短(60分)

【デメリット】

・較正そのものができないため、実測値(SMBG値)との乖離が激しい個体のセンサーに当たると修正が効かない

・精度が悪かったり、使用期間の途中にも関わらず使用できなくなるセンサーが稀にある


つけたら最後、何もしなくても2週間使える!というのがリブレの1番の魅力です。他のCGMは使用期間が短かったり、較正が必要だったり。また、立ち上がりもリブレの倍の2時間程度必要です。

ただ、較正機能自体が無いためハズレのセンサーに当たってしまうと修正が効かないことも…。
しかし、コールセンターにて所定の条件等を満たしたエラーセンサーは交換をしてもらえます。大変良心的ですね!


③その他使用感

リブレがFGMであるため、メリット・デメリットとは言いにくいのですが、リブレは毎回腕のセンサーにスマホか、リーダーをスキャンしてグルコース値を確認する必要があります。
※スマホのアプリ機能は対応機種・対応OS以外では使えません

スキャン間隔は最長8時間で、8時間以内に読み取る必要がありますが、ほとんどの方は数十分〜数時間おきに計測されるので問題ないかとは思います。
スキャンそのものが面倒な場合は、リブレ以外が選択肢となるかもしれません。

また、低血糖・高血糖時のアラート機能は無いため、下降時等はこまめにグルコース値をチェックする必要があります。
※スキャン時に高血糖・低血糖だと警告メッセージとバイブレーションあり


◆総評◆

入院時に始めて導入してもらったのがこちらのリブレでした。
その時はまだスマホのアプリ機能はリリースされておらず、リブレリーダーという専用の読み取り機械を用いて計測していました。

保護者が遠隔でモニタリングできるような機能は無いため、保育園と仕事を再開するにあたって医師と相談し、遠隔でモニタリング可能なCGMに変更しました。

全体的に使い方が簡単で、1番初めに使用したグルコースセンサーがリブレで良かった!と思っています。
※推奨年齢が4歳以上のため、医療機関によっては3歳以下では処方してもらえない場合もあるようです。あらかじめご確認下さい。


続きは
ガーディアンコネクト編とG6編です♪