入院生活~①「糖尿病ってなに?」

やっと一般病棟に移り、久々にご飯を食べた
80gぐらいのお粥だけだったけど
3日振りのご飯は涙がでるほど美味しかった

その日から色々な検査がはじまった
一番嫌だったのは、毎朝採血されること

あれは何回されても痛い
腕を見ると自分でも可哀想になるぐらい
痣だらけになっていた

そしてある日、個室に呼ばれた
椅子に座った瞬間、突然先生から
「多分、糖尿病だと思います」と言われた

「え…?糖尿病って甘い物を食べ過ぎたらなる病気?」と
当時は、糖尿病という病気をあまり理解していなかった

でも、少しだけ心当たりがあった
当時していたウエディングプランナーの仕事が忙しく
お昼ご飯をちゃんと食べず
チョコやオレンジジュースなどで空腹を満たす事が多かった

「絶対原因それやんっ」と食生活をとても後悔した

でも、先生はまだ話を続けた
「2型糖尿病と確定した訳ではないので、これから精密検査をします」と

2型糖尿病って…?決まった訳ではないって…?
他になにがあるんだろう…?
1型糖尿病2型糖尿病があることさえ全く知らなかった私
はっきりした病気名が分からないまま
その夜は一切寝ることができず、糖尿病について調べていた

ワードとして出てくるのは
【2型糖尿病】 【1型糖尿病】 【ストレス】 【食生活】 【遺伝】
私は知らないうちに
自分を勝手に【2型糖尿病】と決めつけていた

【1型糖尿病】は子供の時に発症する可能性が高いと
どのHPを見ても書いてあったし
それに1週間前に受けた健康診断で異常がなかったからだ
(1週間前のHbA1cは5.2%)

1週間不安な日々が続いた